日本・バチカン国交樹立75周年記念ミサ、聖ペトロ大聖堂で

日本・バチカン国交樹立75周年記念ミサ、バチカン・聖ペトロ大聖堂 – RV

(2017.11.23 バチカン放送)日本とバチカンの国交樹立75周年を記念するミサが、11月22日、バチカンの聖ペトロ大聖堂でとり行われた。

 1942年、日本とバチカンの間に完全な外交関係が結ばれてから、75周年を迎えた今年、茶道や、能、オペラ、シンポジウム、コンサートなど、一年を通して、ローマで様々な記念行事が行われた。

 22日、バチカンでのミサは、大聖堂の「司教座の祭壇」で、聖ペトロ大聖堂主席司祭、バチカン市国における教皇代理、アンジェロ・コマストリ枢機卿によって捧げられ、ローマ在住の日本人司祭たちが共同司式した。

 ミサには、中村芳夫在バチカン日本国特命全権大使をはじめ、ローマのカトリック日本人共同体、日本や世界各地からの巡礼者たちが参列。日本から参加した六本木男声合唱団のコーラスが、儀式をいっそう荘重なものとした。

 コマストリ枢機卿は、ミサ中の説教で、医学者アルベルト・シヴァイツアーやマザー・テレサの、深い信仰に培われた労苦を厭わない愛徳の実践を思い起こしながら、すべてのキリスト者は愛の奉仕に招かれていると話した。そしてミサの中で、日本と日本国民の発展と貢献を参列者たちと共に祈った。

 ミサの前日、11月21日夜には、ローマ市内の聖イグナチオ・デ・ロヨラ教会で、日本・バチカン国交樹立75周年記念コンサートが開かれ、 三枝成彰氏の作曲「最後の手紙」が六本木男声合唱団とオーケストラ・ディ・ローマによって演じられた。

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2017年11月24日