☩「中国の全カトリック信者の完全な一致へ新たな段階を希望」‐教皇、一般謁見で”暫定合意”に言及

(2018.9.26 バチカン放送)

 教皇フランシスコは26日のバチカンでの一般謁見で、先の中国との司教任命に関する暫定合意に触れ、次のように話された。

「先日22日、北京で、教皇庁と中国との間で、司教の任命をめぐる暫定合意の署名が行われました。この暫定合意は、長く慎重な対話の歩みの実りであり、中国のカトリック教会の善と、社会全体の調和のために、教皇庁と中国当局のより前向きな協力を容易にすることを目的としたものです。

 この精神において、私は中国のカトリック信者と普遍の教会全体に向けて、兄弟的な励ましのメッセージをおくることにしました。それは今日、発表されるでしょう。(「中国のカトリック信者と普遍の教会への、教皇フランシスコのメッセージ」英語版要約 https://www.vaticannews.va/en/pope/news/2018-09/pope-francis-message-chinese-catholics-agreement-holy-see-china.html )

 私はこれをもって、中国において、過去の傷を癒し、中国のすべてのカトリック信者たちの完全な一致を再建・維持し、彼らが福音を告げる努力を新たにすることを助ける、新しい段階が開けることを希望します。

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん、私たちは重要な課題を負っています。私たちは、熱心な祈りと兄弟的友情をもって、中国の兄弟姉妹たちに寄り添うように招かれています。彼らは孤独ではないことを知っています。全教会は、彼らと共に、彼らのために、祈ります。中国のすべてのカトリック信者を祝福し、守ってっくださるよう、キリスト者の希望と助けである聖母に願いましょう。そして、中国のすべての国民のために、繁栄と平和の賜物を神に祈りましょう」

(「カトリック・あい」が編集)

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2018年9月27日