11月の教皇と日本の教会の祈りの意向

世界共通の意向: 中東での対話と和解

対話、出会い、和解の精神が、多様な宗教が共存する中東地域に湧きあがり、ともに生活を分かち合うことができますように。

(2019.11.5 バチカン放送)

 教皇フランシスコは、11月の祈りの意向について、ビデオメッセージをおくられた。(下の画像の▷を押すとビデオがご覧になれます)

 「中東における一神教間の共存と対話は、精神的・歴史的関係に基づいています。この地から、愛のために復活したイエスの福音がわたしたちにもたらされました。今日、多くのキリスト教共同体は、ユダヤ教やイスラム教の共同体と一緒に、ここで平和と、和解、赦しのために働いています。中東地域に、対話、出会い、和解の精神が生まれるように祈りましょう」。

 

日本の教会の意向: 世を去った人々とその遺族

亡くなられたすべての人が父なる神のみもとで永遠の安らぎを与えられ、残された家族には慰めと励ましがもたらされますように。

2019年10月31日

■10月の教皇と日本の教会の祈りの意向

教皇フランシスコの祈りの意向: 教会における宣教の「出発」ー福音宣教のための特別月間に

 聖霊の息吹が、教会に新しい宣教の「出発」をもたらしますように。

♰教皇フランシスコは1日、10月の祈りの意向について、以下のビデオメッセージを出された。

 

「今日、教会の宣教活動は『死んで復活されたイエスを告げる』という挑戦を前に『新しい推進力』を必要としています。辺境へと向かうこと、まだ福音を知らない人的環境、文化的・宗教的環境へと到達することの中に、いわゆる『ミッシオ・アド・ジェンテス(諸国民への宣教)』があります。教会の宣教の心臓は『祈り』であることを忘れてはなりません。宣教に特別に捧げられたこの月、聖霊の息吹が、洗礼を受け、キリストの教会によって派遣されたすべての信者のために、新しい宣教の芽吹きの季節をもたらすように祈りましょう」(2019.10.1バチカン放送)

日本の教会の意向: 科学・技術に携わる人々のために

 科学と技術によって神の創造のわざにあずかる人々の働きを祝福し、その実りが神の国の完成に役立つものとなりますように。

2019年9月30日

9月の教皇の祈りの意向と日本の教会の祈りの意向

日本の教会の祈りの意向: すべての被造物の尊重

神が人類に与えた使命を深く自覚し、神の創造された世界の秩序と調和、危機に瀕している自然環境を守るために、今、私たちにできることを見極め、行っていくことができますように。

 

2019年8月31日

・8月の教皇の祈りの意向と日本の教会の意向

教皇の福音宣教の意向: 人間的成長の学び舎としての家庭のために

 家庭が、祈りと愛に満ちた生活を通して、一層、「真の人間的成長の学び舎」となっていきますように。

 (2019.8.1 バチカン放送)教皇フランシスコは、8月の祈りの意向について、以下のようなビデオを通しメッセージを送られた。

「どのような世界を、わたしたちは未来に残したいでしょうか。家庭のある世界を残そうではありませんか。家庭を大切にし、そこが未来の真の学び舎、自由の息づく場所、人類の中心となるようにしましょう。そして、家庭の中に、個人や共同体の祈りのための特別な場を保ちましょう。皆で祈りましょう。家庭が、祈りと愛に満ちた生活を通して、いっそう『真の人間的成長の学び舎』となっていきますように」

日本の教会の意向: 平和への決意

 戦争がもたらす悲しみや痛みを改めて思い起こし、紛争の絶えない地域や緊張の続く地域、特に東アジアの平和のために力を尽くすことができますように。

 

2019年7月28日

7月の教皇の祈りの意向と日本の教会の意向

教皇の祈りの意向: 正義の促進にかかわる人々のために

 正義の促進にかかわる人々が、世界に広がる不正義に対して有無を言わさず、誠実に職務を全うすることができますように。

 教皇フランシスコは、7月の祈りの意向について、以下のビデオメッセージをおくられた。カトリック教会は、毎月、「教皇の祈りの意向」を示し、教会全体が日々の祈りの中で、その意向に基づいて祈るように招いている。(2019.7.4 バチカン放送)

 「裁判官による決定は、市民の権利や所有物に影響を与えます。裁判官の独立性は、採択すべき判断を曇らせかねない、ひいきや圧力から、彼らを遠ざけるものでなくてはなりません。裁判官は、真理において妥協することのないイエスの模範に従うべきです。世界にはびこる不正義が優位に立つことがないように、正義をつかさどるすべての人々が、誠実に職務を全うできるよう祈りましょう」

 

日本の教会の意向: 難民・移住・移動者と共に

 祖国を追われた難民やさまざまな事情で国を離れて生活する人々の困難を共に分かち合い、彼らの置かれている状況、特に技能実習生の置かれた状況を理解し、実習環境をより良いものとしていくことができますように。

2019年6月30日

・6月の教皇の祈りの意向と日本の教会の意向

教皇の祈りの意向: 司祭の生き方

 司祭が、簡素で謙遜な生き方を通して、最も貧しい人々と積極的に連帯できますように。

 教皇フランシスコは6月の祈りの意向として次のようなビデオ・メッセージを出された。

 私たちの共同体で働く司祭たちに目を向けてくださるように、皆さんにお願いします。彼らは完全ではありません。しかし、彼らの多くは、謙遜と喜びをもって、最後の日まで、自分たちのすべてを捧げます。彼らは、人々の真近かにいて、一人一人のために懸命に働く用意をしています。彼らの模範と証しに感謝の気持ちを持ちましょう。彼らが、簡素で謙虚な生き方を通して、何よりも、最も貧しい人たちと連帯することに積極的に専心するように祈りましょう。(2019.6.6 VaticanNews)(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)

 

日本の教会の意向: 差別のない社会

 いわれのない差別によって苦しんでいる人々の心の痛みを受け止め、差別を作り出す要因や構造を解明、改善していくことを通して、すべての人が幸福に生きる権利が保障される社会を実現していくことができますように。

2019年5月31日

5月の教皇と日本の祈りの意向

教皇の福音宣教の意向: アフリカの教会、一致のからし種

 アフリカの教会が、そのメンバーのかかわりによって、人々の一致のためのからし種となり、大陸の希望のしるしとなることができますように。

 *教皇フランシスコは、この祈りの意向について、ビデオメッセージで次のように述べられた。「アフリカの民族的、言語的、部族的な分裂は、多様性における一致を促進することで乗り越えることが可能です。アフリカの社会の様々な分野で、対話と和解のために働く修道者、司祭、信徒、宣教者たちに感謝します。アフリカの教会が、自らの構成員たちの取り組みを通して、人々の一致の種となり、この大陸の希望のしるしとなれるように祈りましょう」(2019.5.2 バチカン放送)

 *関連*【リビアで勾留中の難民と、南アフリカの水害犠牲者のために祈る】教皇フランシスコは28日の正午の祈りで、武力衝突が続くリビアで「以前から深刻な状態にあった収容所の難民たちが、紛争のために、より大きな危険にさらされている」ことに憂慮を表明。特に女性、子ども、病者らが、「人道回廊」(人道的配慮から人々の安全を確保するルート)を通して一刻も早く脱出できるように、とアピールされた。また、数日前の大雨による水害で多くの犠牲者を出した南アフリカに言及され、この災害の犠牲者のために祈るように、世界の信徒たちに求め、「被災地の人々に私たちの連帯と国際社会の具体的な支援が欠けることがないように」と願われた。(バチカン放送4月28日)

日本の教会の意向: 子どもの健全な成長

 子どもたちの心と体の健全な成長のために惜しみなく愛情が注がれ、豊かな人格形成のために教育や社会制度の改善、子どもたちを取りまく環境の整備を進めていくことができますように。

 *関連*厚生労働省によると、平成29年度の全国児童相談所における児童虐待相談対応件数は、速報値として13万3778件(前年度比1万1203件増)。過去最多で、統計を取り始めた1990年度から27年連続で増加している。虐待の内容別では、「心理的虐待」が7万2197件と最も多く、次いで、身体的虐待が3万3223件、ネグレクト(養育の放棄・怠慢)が2万6818件、性的虐待が1540件。平成28年度の虐待による死亡人数(心中以外)は49人で、死亡した子どもの年齢は0歳児が32人と最も多く、高い割合を占め、月齢「0か月」が16人。主な加害者は「実母」が最も多い30人で、全体の61%を占めている。

2019年4月30日

4月の教皇の福音宣教と日本の教会の祈りの意向

世界共通の意向: 戦地の医師や医療従事者

戦争や紛争のただなかで、人々の生命を救うため死の危険にさらされている医師や医療従事者のために祈りましょう。

⇒(2019.4.4 バチカン放送)教皇フランシスコは、4月の祈りの意向について次のメッセージを送られた。

「紛争で破壊された地域において、医師や、看護師、そして、その他の医療関係者の存在は、希望のしるしです。賢明で、勇気と思いやりあるこれらの人々は、自分たちの召命に従って、極めて危険な状況のもとで働いています。戦地で人々の生命を救うために、自らの生命を危険にさらしている、医師や医療従事者のために祈りましょう」
⇒戦闘が終結したイラク、コンテナ病院で日本人外科医が見たものは…(国境なき医師団ニュース)

日本の教会の意向: 家族

神に祝福された家族が、互いを理解し合い、相手を思いやり尊重することを通して、その絆の中に生きる喜びを次の世代に伝えていくことができますように。

2019年3月30日

3月の教皇の福音宣教と日本の教会の祈りの意向

■3月
福音宣教の意向: キリスト者の共同体の権利の承認

 キリスト者の共同体、特に迫害を受けている共同体が、キリストの近くにいることを実感できますように。そして、正当な権利が認められますように。

 (2019.3.5 バチカン放送)教皇フランシスコは5日、今月の祈りの意向について、ビデオを通し、次のように話された。「信じがたいようなことですが、キリスト教初期の時代より、現代の方が殉教者が多いのです。信者たちは真理を述べ、今日の社会にイエス・キリストを伝えるがゆえに迫害されています。こうした迫害は、特に宗教の自由が保証されていない場所で起きています。しかし、また、論理上、あるいは明文上、宗教の自由と人権を保護する国々でも迫害が見られます。キリスト者の共同体、特に迫害を受けている共同体のために祈りましょう。彼らがキリストの近くにいることを実感し、その正当な権利が認められますように」

 

日本の教会の意向: 原発事故の記憶を保つ

 原発事故によって、今もなお、多くの人々が苦しみの中に置かれていることを忘れることなく、この痛ましい出来事を教訓とし、すべての人が幸福に生きるための安全・安心な社会を作っていくことができますように。

2019年2月28日

2月の教皇と日本の教会の祈りの意向

教皇の祈りの意向: 人身売買の被害者たちのために

 人身売買や、強制売春、暴力の犠牲となった人たちが、分け隔てなく寛大に受け入れられますように。

 教皇フランシスコは7日、2月の祈りの意向について、上記のビデオメッセージをおくられた。教会全体が日々の祈りの中で、その意向に基づいて祈るように招いておられる。

 「たとえ私たちが見ないふりをしていても、奴隷制度は過ぎた昔の事とは言えません。この悲劇的な現実を前に、何らかの形で、人類に対するこの犯罪の共犯者とならないためには、誰一人それを見過ごすことはできないのです。今日、おそらく以前より多くの隷属状態が世界に存在する事実を、無視することはできません。祈りましょう。人身売買や、強制売春、暴力の被害者たちが、寛大に受け入れられますように」(2019.2.7 バチカン放送)

 「貧困・搾取・人身取引はキリスト者の緊急の課題」

 教皇フランシスコは8日、カトリック系基金「ガリレオ・ファンデーション」の関係者とお会いになり、貧困や、搾取、人身取引の被害に苦しむ人々への関心喚起への基金の貢献に言及。「今日のキリスト者が取り組むべき緊急の本質的課題」と強調された。8日は、典礼暦で聖ジュゼッピーナ・バキータを記念する日にあたり、教皇は「奴隷商人にさらわれ、暴力や侮べつの中で、苦痛に満ちた体験をしながらも、神の恵みによって真の自由と喜びを得た聖人の生涯」を回想され、その聖性は「今日の『社会の傷』ともいえる新しい形の奴隷制に立ち向かうよう呼びかけるだけでなく、貧しい人たちに優しさと憐みをもって接することを模範をもって教えてくれます」と話された。(2019.2.8 バチカン放送)

 

日本の教会の祈りの意向: 召命

 私たちがキリストの弟子として招かれていることを思い起こし、神のことばを聴き、そのみ旨を識別し、それぞれの場、それぞれの仕方で神の呼びかけに応えていくことができますように。

2019年1月30日